CBDの歴史(CBD-2)

前回のブログで医療用大麻は
古来より世界で広く使われてきた
ことを書きました。

 

大麻が禁止された背景には1900年代のアメリカで
禁酒法の制定に失敗した
ことがあると言われています。
大麻の成分であるマリファナは
タバコやアルコールに比べて有害性も依存性も低い
という医学的見知があるにもかかわらず禁止されたのです。
その背景には石油業界などの
業界の利権が絡んでいると言われています。
それは、大麻は自然のものであるため
規格化が難しく特許をとることができず
製薬業界としてはメリットがなかった
ためと推測されます。
長らく禁止されてきた大麻でしたが
1975年に若年性緑内障で薬剤が効かず
失明を待つばかりだった男性が
大麻を使用して症状が改善したが
逮捕されるという事件がおきました。
しかし、人道的見地から
大麻使用は正当であると無罪を主張し、
これが連邦裁判所に認められました。
この後、彼は「医療大麻の伝道師」
として活動を始めます。
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一般に医療大麻の認知が大きく進んだのは
2013年のCNNのドキュメンタリー番組でした。
ここではシャーロットちゃんという
5歳のトラべ症候群(難治性てんかん)
の少女が登場します。


参照:https://vapemania.tokyo/charlotte_figi_cbd/

 

彼女の発作は1日に300回
どんな抗てんかん薬を使っても止まらなかったのが
わずか1週間でほぼ完全に消えています。

 
その後、多くの州で医療大麻の合法化
が進んでいきました。

2017年WHOがCBDの安全性を認め、
2020年には国連が大麻を最も危険なリストから外しています。
そして、2021年には日本の厚労省
「大麻等の薬物対策のあり方検討会」
を立ち上げその規制のあり方を再検討しています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-syokuhin_436610_00005.html
ようやく大麻草の有用性が見直されるようになってきました!
では次回はこの大麻草の中身の話に入っていきますね。