ストットラーメソッドによる湿疹の改善例
私が通常やっているホメオパシーのレメディーの出し方は、
最晩年のハーネマンの処方に忠実に従ったストットラー式処方です。
この処方では、1日に3本のLM(Q)ポテンシーのレメディーを
1種類ずつ順番にとってもらいます。
↑例えば、こんな感じです(このケースのレメディーではありません)
レメディーを混ぜることはしません。
そして、レメディーのこの3本の組み合わせと順番、
とる強度にはとても大切な意味があって、
いつもクライアントさんと密に連絡をとり
微調整しながら進めていきます。
このとりかたでどんな風に変化するのか、
みていただきたいと思います。
注)レメディーはその人にもともと備わっている自己治癒力を刺激することができます。
疾患を治すのはレメディーではなく、その人自身の自己治癒力です。
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8歳の女の子、赤ちゃんの頃から乳児湿疹があり、
薬を使ったりしていまたが、その後も湿疹を繰り返していました。
全身の湿疹は乾燥していて痒みがあり、
特に膝裏にでていました。
温まった時や、夜寝る時、
洋服を脱いだ時などに特に痒かったそうです。
ホメオパシーのレメディーは自己治癒力を触発します。
この時、強すぎるレメディーや
あっていないレメディーによる刺激があると、
悪化することがありますが、
ストットラー処方に従って、最低限のレメディーを使って、
レメディー強度を繊細に調整しながら刺激を与えていくと
こんな感じでそっと改善していきます。
2020.04(初回)
↑写真だと分かりにくいのですが、痒みはかなり強いそうです。
2020.06
2020.08
2020.10
レメディーを4回クールとって、すっかり綺麗になり、
痒がることもなくなったそうです。
全然ドラマチックではありませんが(笑)
私はいつもこういう地味な改善を目指しています。