ファイザー社のワクチンの有効性?

先日、セラピストの集まる勉強会で読んだ論文(プレプリント)が
面白かったので紹介します。


https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2021.02.06.21251283v1

Title:  ワクチン接種後のSARS-CoV-2ウイルス負荷の低下

2021年2月8日に投稿されています。

ここで用いられているワクチンは BNT162b2 mRNA ワクチン。
ファイザー社のものですね。

概要

COVID-19ワクチンは、個々のワクチン接種者を実質的に保護するだけでなく、画期的な感染症におけるウイルス負荷を減少させ、それにより、その後の感染をさらに抑制することが期待されています。ここでは、BNT162b2 mRNAワクチン接種後のSARS-CoV-2検査の陽性結果を解析したところ、初回接種後12~28日後に発生した感染症では、ウイルス負荷が4倍に減少していることがわかりました。これらのウイルス負荷の減少は、感染性の低下を示唆しており、ウイルスの拡散に対するワクチンの影響にさらに貢献しています。

では、内容をみていきましょう。

横軸は接種後の日数、縦軸はCt値です。

Ct値(Threshold Cycle)とは?

PCRにおける増幅の回数のことです。
PCRは、ウイルスを2倍、4倍、8倍というように、2倍ずつ増やします。
だから、Ct値が10の場合、2の10乗です。つまり、2✕2✕・・・✕2=1,024となります。
Ct値 25 → 33,554,432 倍
Ct値 27 →134,217,728 倍
25から27では4倍になっています。

Ct値がいくつで陽性になったか? 

それをもとにこの図を読むと、11日目を境にCt値を増やさないとウイルスが検出されない
→ ウイルスの数が減った!
と読むことができます。

では、次の図にいってみましょう

こちらは a 接種後1~11日、b 接種後12~28日 における、
ワクチン接種群と非接種群のウイルス量の比較です。

筆者らは

ワクチン接種後12日以上経過した感染症では、ウイルス負荷が有意に減少しており、ウイルスの脱落や伝染性、重症度に影響を与える可能性があることを示している。

と結論づけています。

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どう思いますか?

不思議なのはCt値18~36くらいでは差があるのにそれ以降は頭打ちになるのはなぜ?
ずっと差があってもよさそうなのに。。。

そして、28日目以降はどうなるのだろう?

このワクチン撃ってウイルス量が1/4になったとして、発症率はどのくらい下がるの?

そもそもPCRで測るのって、、、とかいろいろ思うところはありますが、

判断は各自にお任せします♪

ちなみに日本のCt値は40~45以下、
イギリスは45以下、フランス 40~45以下、アメリカ 37~40以下、
中国 37以下、ニュージーランド30以下

だから、中国で陰性の人も日本だと陽性になるかも、ってことです。