ホメオパシーとは
病気の始まりはエネルギー的な乱れから
ホメオパシーでは、病気はまず最初にエネルギー的な乱れから始まると考えています。
病気は最初の段階では見た目には変化がないことが多く、その状態が長く続くと結果として目に見える変化(検査データや病変)として現れてきます。
例えば、会社の上司と相性が悪くて、それがとてもストレスで胃潰瘍になったとします。
この場合は、別に毒になるものを食べたりウイルスなどが入ったりした訳でもないのに、胃に潰瘍ができています。
そして胃潰瘍になる前には食欲がなくなったり、胃に重い感じがあったり、あるいはキリキリ痛んだり、なんらかの症状があったかもしれません。
最初のきっかけは何だったでしょう?
もしかしたら、あの上司からの一言に、精神的にとても落ち込んだりあるいは悔しくて涙を流したことかもしれません。
その時の気持ちが体になんらかの影響を及ぼし、結果、胃潰瘍になったということです。
その時の最初の影響はダイナミックなエネルギー的なものだったはずですよね。
そして、実際に潰瘍になった後、潰瘍を維持したり、進行させたりしているのも何らかのエネルギー的なものであると考えています。
ホメオパシーでは、その病気の状態を作ったり維持したりするエネルギーに『レメディー(砂糖玉)』を使って直接作用させていきます。
病気になる人、ならない人
しかし、同じように上司に嫌味を言われても全く平気な人もいますね。
影響を受ける人と受けない人の差は何でしょう?
その差にはある病気になりやすい『体質的な傾向性』が関係しています。
『体質的な傾向性』のことをホメオパシーでは『マヤズム』と呼び、マヤズムに対処することがホメオパシーの真髄となります
マヤズムとエピジェネティクス
1953年にDNAの2重らせんが発見され、その約半世紀後、2000年にヒトゲノムプロジェクトによりゲノムのドラフトが公開されました。
当時、私はDNAシーケンサーの大手メーカーで糖鎖の研究員として勤務していたのでDNA分野に直接関わってはいませんでしたが、とてもワクワクしたのを覚えています。
2003年には完成版が公開され、これでどんな病気も治る、予防できる時代が始まったと世界中の多くの人が期待していました。
遺伝子検査をして乳がんの遺伝子を持っていることがわかった有名な女優さんが、乳房切除したのも有名な話ですね。
しかし、その後、病気は依然としてなくならず、その後に出てきた考えが『エピジェネティクス』でした。
エピジェネティクスとは、『遺伝子はすべてが発現するわけではなく、発現するかしないかはDNAのおかれた環境に依存する』という考え方でした。つまり遺伝子のオン・オフは環境次第ということです。
食事、住んでいる環境、薬、電磁波、メンタルの状態などDNAをとりまくいろいろなものがエピジェネティクスには関わってきます。
実は、ホメオパシーで言う『マヤズムにレメディーで対応する』というのは、『エピジェネティクスに働きかける』ことと同じ考えがベースにあります。
マヤズムに対応することで、体質的な素因、傾向性に対応することができるのです。
ホメオパシーでできること
ホメオパシーでは目の前で起きている困った状態に対応するだけでなく、その状態に至ったきっかけや原因となる遺伝的な傾向性に立体的に対応していきます。
そのため、親から受け継いだ体質を乗り越え、なんども繰り返す状態、負のループから抜け出すことが可能となり、真の健康に近づいていきます。
ストットラーメソッド
世界中で行われているホメオパシーには多くの流派がありそれぞれの流派によって、手法が異なります。
このエピジェネティクスにまで対応できるのは私がとりいれている流派である、オランダ人ホメオパス エワルト・ストットラー氏による『ストットラーメソッド』でのやり方になります。
ストットラー氏はオランダのホメオパシースクールHomeopathie Academie Nederland (HAN)の校長であり、私の運営するHomeopathy Academy Japan(HAJapan)の母校でもあります。
ストットラー氏のホメオパシークリニックは2023年にオランダで唯一のプライベート健康保険が使えるクリニックとして認定されました。オランダでは代替医療を取り巻く環境は年々厳しくなっています。そのような環境であっても、ストットラーメソッドの効果は国としても認めざるを得なかったということの証でしょう。
私は『ストットラーメソッド』は世界で最も理論的なホメオパシーメソッドの一つだと思っています。
お薬や病院ではなかなかよくならない心や体のお悩みがある方はご相談ください。